
Tsuyoshi NAKATOMI(ナカトミツヨシ)熊本県出身で、千葉県、大阪府、京都府、香港、台湾での生活を経験し、現在は東京都を拠点に活動している。小学校時代を香港、中学校時代を台湾と海外で過ごし、高校のタイミングで日本へ帰国した経験から、特に場所の固有性から生まれる音や光といった自然現象に興味を持つ。
その経験から、日々の暮らしの中で出会う光や音、風の揺らぎ。その一瞬の気配に静かに照応するように作品をつくっている。ドローイング、写真、印画紙に直接焼き付けるカメラを使わない写真、プログラムと対話しながらのプロッターによる描画、フィールドレコーディング音源の加工…多様な手法を用いながら、いずれも自然や音など身の回りに「すでに在るもの」との対話から作品を作る。偶然に現れる痕跡やノイズ、線と線のあいだに生まれる余白──そうした予測できないゆらぎに美しさを見出している。